プリ管が見つからないんですけど。
こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
アンプのサウンド向上のための真空管コンサルティングでは、現状の真空管構成を正確に把握する必要があります。ここで、真空管の構成とは、アンプに実装されている真空管の規格(EL34,KT88,12AX7,5AR4等)、各本数、各ブランドのことを言います。
弊社の場合には、フリーダイヤル(0120-194-380)で無償コンサルティングを実施しておりますので、電話越しに真空管の構成をヒアリングするのですが、特に、ギターアンプに多いのがタイトルの通り「プリ管が見つからない」というご返答です。
パワー管は、大きく、存在感がありますので、すぐに見つかりますが、プリ管(12AX7,12AT7等)は、小さく、しかも、シールドケースに納められていると見つけられないのです。
次の画像は、上記シールドケースです。円筒状の金属ケースで、正確には、静電シールドケースと言います。このシールドケースは、外部ノイズがプリ管内の信号に重畳することを防止する役目をしております。もっとも、静電シールドの効果は、シールドケースがアースに落とされていなければ発揮されませんが、真空管アンプの場合には、アースに落とされたシャーシに直づけされておりますので、理にかなった実装方法ということが言えます。
シールドケースが見つかれば、後は、同ケースを外すだけですが、初めての方ですと、外すのも一苦労です。
そこで、シールドケースの外し方を解説します。
シールドケースを親指と人差し指で挟持した状態で、押し込んだ後、時計回りまたは反時計回りに回転させると、ロックが外れます。
ロックが外れたら、垂直方向にシールドケースを抜きます。
めでたく、シールドケースが外れたところ。ちなみに、プリ管を外す際にも、わずかに揺らしながら垂直方向に移動させると楽に抜けます。
なお、8月は、夏休みもお盆休みも無く、通常通り、元気に営業しておりますのでどんどんお問い合わせください。
2011.8.13
Good music !
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