2011年10月31日月曜日

動画満載!第2回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナーのご報告




動画満載!第2回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナーのご報告 

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

10月23日開催の第2回真空管聴き比べセミナーの様子を報告します。

於:スタジオノア 東京 野方店 1300-1500

今回は、西武新宿線の野方駅のホームから目と鼻の先にあるスタジオノア 野方店にてセミナーを実施しましたが、前回の高田馬場店の30畳に対して36畳とスタジオスペースが広く、ゆったりとできました。

また、前回に引き続きご参加いただた方も5名もいらっしゃり、こちらのやる気も断然違います。

アマチュアからプロフェッショナルのギタリストまで、様々なキャリアを持った方が参加されており、まるでギタリストのるつぼと化した空間に適度な緊張感と刺激とが交錯し、真空管を交換して試奏する度に「おーーっ」という声にならない声が聞こえてくるセミナーでした。

前回のセミナーとの共通点は、同じアンプ(Diezel アインシュタイン)を使った点です。

異なる点は、パワー管を前回のKT88系から6L6系に変更した点と、キャビをMESAからMarshallに変更した点です。

また、今回は、テスト的に動画も撮ってきましたので、それも、以下で公開しております。

肝心の真空管聴き比べパターンは、3+ボーナス1です。

【パターン1】6L6GC EH × 12AX7 RUBY

【パターン2】5881 TUNG-SOL × 12AX7 Ei ヴィンテージ管

【パターン3】KT66 TUNG-SOL × 12AX7 Mullard

【ボーナスパターン】パターン3の初段を「東の横綱 ドイツ Telefunken 12AX7」

各パターンは、「クリーン」、「クランチ」、「ディストーション」の3チャンネルをご用意しました。

また、今回は、一人でも多くの方に試奏いただこうという趣旨で演奏時間を長くとり、1パターンあたり2名様が試奏できる時間配分としました。

上の画像で講師陣2名のうち、左が佐々木で、右がDr.Subsonic氏です。Dr.Subsonic氏の右側にMarshallのキャビとその上にDiezelアンプが見え、その近傍に試奏用のストラトが見えます。

参加者の皆様

講義中のDr.Subsonic氏。

今回は、「続・家でできる太いギター音の録音方法」ということで、6種類の音源を聴きながら、ケーブル(安い、高い)とマイク(コンデンサマイク、リボンマイク、ダイナミックマイク)の組み合わせを当てるという超ハイレベルなクイズをされておりました。また、プロフェッショナルならではの技も惜しげもなく公開されておりましたので、これだけでも聞く価値ありのセミナーですよ。

全パターンを試奏いただいた林 勇治 様。今回はじめて、お一人に全パターンを弾いていただきましたが、わかりやすい解説と、違いがよく分かる演奏に、みなさんの目の輝きを見て取ることができました。

林 勇治様の動画はこちらでご覧いただけます

パターン2とボーナスパターンを試奏いただいた皆川 駿太様。前回に引き続き2回目のご参加で、今回は、お友達2名もお誘いいただきました。今回は、愛用ギターにて弾いていただきました。

皆川 駿太様の動画1はこちらでご覧いただけます

皆川 駿太様の動画2はこちらでご覧いただけます

パターン3を試奏いただいたMickey NAKAYAMA様。2回目ご参加で、今回も愛用ギターにて弾いていただきました。

Mickey NAKAYAMA様の動画1はこちらでご覧いただけます

Mickey NAKAYAMA様の動画2はこちらでご覧いただけます

ボーナスパターンを試奏いただいた小野塚様。

小野塚様の動画はこちらでご覧いただけます

今回は真空管の歴史のお話をさせていただき、真空管がどんどん小さくなってゆく様子を実際に手にとって体験していただきました。画像の手前から奥にかけて、どんどん小さくなっているのがわかりますか?

スタジオノア 野方店の内部。

このセミナーのフライヤー(手前)も掲示されておりました。

最後に、恒例のアンケートにご協力いただきました。

ガチンコのアンケート原文を公開します。

参加者の皆様

(敬称略)
真空管の聴き比べ

(講師:佐々木英明)
家でできる太いギター音の録音方法

(講師:Dr.Subsonic)
Mic3 Mullardのオリジナルを聴いてみたいです。 ケーブル高い安い。マイクの聴き比べは、57とカナレ以外使った事がないので難しかったです。
川口 直也 自分も真空管アンプをもっているのでとても参考になりました。 太い音の考え方がかわりました。
otaco ずいぶん音色が変わるものですね。

自分のアンプで真空管を変えてみるのが楽しみです。

本格的にミキシングをやったことはありませんが、ためになる話が聞けたと思います。
田代 英世 とてもわかりやすい説明とわかりやすい音の違いを聞けておもしろかったです。

真空管ひとつでこんなにキャラクターが変わるのを実感できてとてもうれしかったです。

音作りの知識が増えました。とてもおもしろかったです。
小野塚 初めて色々な真空管の音を聞けて勉強になりました。ここまで変わるのか!ってくらいびっくりしました。 録音とかはやったことなかったですが、少なからず、勉強になりました。
鈴木 渡 同じギターアンプで同じイコライジングでも、真空管をかえただけで音の印象が大分かわるということが分かり、興味深かったです。

ただ、もう少し基本的な知識やはなしを聞きたかった面もあります。最後の質問コーナーで補足された点が分かりやすくてよかったです。

前半のケーブル・マイク聴き比べは、そもそもマイクの種類による音の違いが、全くわからなかったため、ちょっとレベルが高すぎると思いました。

後半の話は、基本的な話だったのかもしれませんが、普段録音などをあまりしたことのない私にとっては、大変参考になりました。

IZUMI KT88とは違う音色が聴けて楽しかった。今回、同じ方が弾いて下さったので比較がよくできた。 マイクとケーブルの組み合わせでまるで印象が違った。クイズは、マイクの特性がよくわからなかったから、どっちの影響で音のキャラクターが決まってくるのか、判断が難しかった。
KUMABOON 良かった。林さんのストラト3種が解りやすかった。 音で聞きたかった。
池田 伸彦 良かった。ダメな球の音も聴き比べしたい。 お話が難しくよくわからなかった。
オノデラ ヤスノリ 普段なかなかこういった機会がないので大変参考になりました。テレフォンケンのクリーンが一番良かったです。また参加させていただきます。 コンプ3段がけには驚きました。ケーブルも良い物を使いたいです。
林 勇治 非常にわかりやすく、楽しかったです。 次は、実際に演奏が聞きたいです。
Mickey NAKAYAMA 今回も個性的なプリ/パワー管の組み合わせで違いを聴き分けられ、大変興味深かかった。

自分の求めるサウンドに個々の管の個性を理解して選択するのがポイントだと分かった。

価格の安いRUBY+エレハモの組み合わせも使い方次第だと思う。

迷ったら佐々木代表に相談するのが一番だと感じた。

教科書どおりのEQの使い方にとらわれないコツが見えました。

プラグインのコンプを3段でかけるなどプラグインならでは実験的な手法も紹介され自分も試してみようと思います。

クイズは面白かったですが、レコーディング現場の方で無い限り難易度が高いかなと思いました。(また次回も期待しておりますけど。)

皆川 駿太 前回よりもまた深く、聴き比べる事が出来ました。次も参加したいです。 具体的に例を挙げていただいて、ためになりました。
白石 義清 難しかった。 勉強になった。
松本 良男 今回も真空管による音の違いが良く分かりました。特にヴィンテージ管は良かったです。 プロの技術の話しが、大変勉強になりました。

参加者の皆様、休日にもかかわらず足をお運びいただきありがとうございました。

しばらくは、啓蒙活動の一環として、無料にて月一で実施してゆきたいと思っております。

次回は、スタジオノア 高田馬場店で実施します。

目玉は、スタジオ常設のMarshallアンプを使って、真空管交換しながら、聴き比べするという、誰もやったことがない、スーパーコンテンツを用意します。

すでに、定員20名様のところ、残り10名様となっております。

マーシャルオーナーは必聴のセミナーです。

11月23日 Marshallアンプの聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

第1回のセミナーの様子はこちら

Good Music!

2011.10.25

(c) 2011 VINTAGE SOUND

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