2011年10月31日月曜日

銘球 VALVO 12AU7 デットストック品 入荷しました




銘球 VALVO 12AU7 デットストック品 入荷しました

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

久しぶりにヴィンテージ管 VALVOが入荷しました。

5本だけのNOS管です。

元箱のコンディションも今から60年前のものとは思えないほど、キレイです。

48時間のスペシャルエージングも完了し、測定結果も上々の逸品です。

VALVOと言えば、Telefunkenと並ぶドイツの真空管メーカーです。

肝心の音質は、折り紙付きの倍音成分豊かで、中域の厚み、深みはジャズヴォーカルでも良し、オーケストラでも良し、です。

ご希望の方は、メールでお問い合わせください。

2011.10.3                  

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オーダーメイドの「真空管選び

動画満載!第2回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナーのご報告




動画満載!第2回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナーのご報告 

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

10月23日開催の第2回真空管聴き比べセミナーの様子を報告します。

於:スタジオノア 東京 野方店 1300-1500

今回は、西武新宿線の野方駅のホームから目と鼻の先にあるスタジオノア 野方店にてセミナーを実施しましたが、前回の高田馬場店の30畳に対して36畳とスタジオスペースが広く、ゆったりとできました。

また、前回に引き続きご参加いただた方も5名もいらっしゃり、こちらのやる気も断然違います。

アマチュアからプロフェッショナルのギタリストまで、様々なキャリアを持った方が参加されており、まるでギタリストのるつぼと化した空間に適度な緊張感と刺激とが交錯し、真空管を交換して試奏する度に「おーーっ」という声にならない声が聞こえてくるセミナーでした。

前回のセミナーとの共通点は、同じアンプ(Diezel アインシュタイン)を使った点です。

異なる点は、パワー管を前回のKT88系から6L6系に変更した点と、キャビをMESAからMarshallに変更した点です。

また、今回は、テスト的に動画も撮ってきましたので、それも、以下で公開しております。

肝心の真空管聴き比べパターンは、3+ボーナス1です。

【パターン1】6L6GC EH × 12AX7 RUBY

【パターン2】5881 TUNG-SOL × 12AX7 Ei ヴィンテージ管

【パターン3】KT66 TUNG-SOL × 12AX7 Mullard

【ボーナスパターン】パターン3の初段を「東の横綱 ドイツ Telefunken 12AX7」

各パターンは、「クリーン」、「クランチ」、「ディストーション」の3チャンネルをご用意しました。

また、今回は、一人でも多くの方に試奏いただこうという趣旨で演奏時間を長くとり、1パターンあたり2名様が試奏できる時間配分としました。

上の画像で講師陣2名のうち、左が佐々木で、右がDr.Subsonic氏です。Dr.Subsonic氏の右側にMarshallのキャビとその上にDiezelアンプが見え、その近傍に試奏用のストラトが見えます。

参加者の皆様

講義中のDr.Subsonic氏。

今回は、「続・家でできる太いギター音の録音方法」ということで、6種類の音源を聴きながら、ケーブル(安い、高い)とマイク(コンデンサマイク、リボンマイク、ダイナミックマイク)の組み合わせを当てるという超ハイレベルなクイズをされておりました。また、プロフェッショナルならではの技も惜しげもなく公開されておりましたので、これだけでも聞く価値ありのセミナーですよ。

全パターンを試奏いただいた林 勇治 様。今回はじめて、お一人に全パターンを弾いていただきましたが、わかりやすい解説と、違いがよく分かる演奏に、みなさんの目の輝きを見て取ることができました。

林 勇治様の動画はこちらでご覧いただけます

パターン2とボーナスパターンを試奏いただいた皆川 駿太様。前回に引き続き2回目のご参加で、今回は、お友達2名もお誘いいただきました。今回は、愛用ギターにて弾いていただきました。

皆川 駿太様の動画1はこちらでご覧いただけます

皆川 駿太様の動画2はこちらでご覧いただけます

パターン3を試奏いただいたMickey NAKAYAMA様。2回目ご参加で、今回も愛用ギターにて弾いていただきました。

Mickey NAKAYAMA様の動画1はこちらでご覧いただけます

Mickey NAKAYAMA様の動画2はこちらでご覧いただけます

ボーナスパターンを試奏いただいた小野塚様。

小野塚様の動画はこちらでご覧いただけます

今回は真空管の歴史のお話をさせていただき、真空管がどんどん小さくなってゆく様子を実際に手にとって体験していただきました。画像の手前から奥にかけて、どんどん小さくなっているのがわかりますか?

スタジオノア 野方店の内部。

このセミナーのフライヤー(手前)も掲示されておりました。

最後に、恒例のアンケートにご協力いただきました。

ガチンコのアンケート原文を公開します。

参加者の皆様

(敬称略)
真空管の聴き比べ

(講師:佐々木英明)
家でできる太いギター音の録音方法

(講師:Dr.Subsonic)
Mic3 Mullardのオリジナルを聴いてみたいです。 ケーブル高い安い。マイクの聴き比べは、57とカナレ以外使った事がないので難しかったです。
川口 直也 自分も真空管アンプをもっているのでとても参考になりました。 太い音の考え方がかわりました。
otaco ずいぶん音色が変わるものですね。

自分のアンプで真空管を変えてみるのが楽しみです。

本格的にミキシングをやったことはありませんが、ためになる話が聞けたと思います。
田代 英世 とてもわかりやすい説明とわかりやすい音の違いを聞けておもしろかったです。

真空管ひとつでこんなにキャラクターが変わるのを実感できてとてもうれしかったです。

音作りの知識が増えました。とてもおもしろかったです。
小野塚 初めて色々な真空管の音を聞けて勉強になりました。ここまで変わるのか!ってくらいびっくりしました。 録音とかはやったことなかったですが、少なからず、勉強になりました。
鈴木 渡 同じギターアンプで同じイコライジングでも、真空管をかえただけで音の印象が大分かわるということが分かり、興味深かったです。

ただ、もう少し基本的な知識やはなしを聞きたかった面もあります。最後の質問コーナーで補足された点が分かりやすくてよかったです。

前半のケーブル・マイク聴き比べは、そもそもマイクの種類による音の違いが、全くわからなかったため、ちょっとレベルが高すぎると思いました。

後半の話は、基本的な話だったのかもしれませんが、普段録音などをあまりしたことのない私にとっては、大変参考になりました。

IZUMI KT88とは違う音色が聴けて楽しかった。今回、同じ方が弾いて下さったので比較がよくできた。 マイクとケーブルの組み合わせでまるで印象が違った。クイズは、マイクの特性がよくわからなかったから、どっちの影響で音のキャラクターが決まってくるのか、判断が難しかった。
KUMABOON 良かった。林さんのストラト3種が解りやすかった。 音で聞きたかった。
池田 伸彦 良かった。ダメな球の音も聴き比べしたい。 お話が難しくよくわからなかった。
オノデラ ヤスノリ 普段なかなかこういった機会がないので大変参考になりました。テレフォンケンのクリーンが一番良かったです。また参加させていただきます。 コンプ3段がけには驚きました。ケーブルも良い物を使いたいです。
林 勇治 非常にわかりやすく、楽しかったです。 次は、実際に演奏が聞きたいです。
Mickey NAKAYAMA 今回も個性的なプリ/パワー管の組み合わせで違いを聴き分けられ、大変興味深かかった。

自分の求めるサウンドに個々の管の個性を理解して選択するのがポイントだと分かった。

価格の安いRUBY+エレハモの組み合わせも使い方次第だと思う。

迷ったら佐々木代表に相談するのが一番だと感じた。

教科書どおりのEQの使い方にとらわれないコツが見えました。

プラグインのコンプを3段でかけるなどプラグインならでは実験的な手法も紹介され自分も試してみようと思います。

クイズは面白かったですが、レコーディング現場の方で無い限り難易度が高いかなと思いました。(また次回も期待しておりますけど。)

皆川 駿太 前回よりもまた深く、聴き比べる事が出来ました。次も参加したいです。 具体的に例を挙げていただいて、ためになりました。
白石 義清 難しかった。 勉強になった。
松本 良男 今回も真空管による音の違いが良く分かりました。特にヴィンテージ管は良かったです。 プロの技術の話しが、大変勉強になりました。

参加者の皆様、休日にもかかわらず足をお運びいただきありがとうございました。

しばらくは、啓蒙活動の一環として、無料にて月一で実施してゆきたいと思っております。

次回は、スタジオノア 高田馬場店で実施します。

目玉は、スタジオ常設のMarshallアンプを使って、真空管交換しながら、聴き比べするという、誰もやったことがない、スーパーコンテンツを用意します。

すでに、定員20名様のところ、残り10名様となっております。

マーシャルオーナーは必聴のセミナーです。

11月23日 Marshallアンプの聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

第1回のセミナーの様子はこちら

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2011.10.25

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2011年10月21日金曜日

第6回バンド応援プロジェクト 審査結果発表




第6回バンド応援プロジェクト 審査結果発表

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

ヴィンテージサウンドでは、全国でがんばっているバンドを真空管を通じて応援するプロジェクトを進めております。

その第6回には、2バンドのエントリーをいただきました。

昨日、私と弊社スタッフとともに、どのバンドを応援させていただくかの審査会議を行い、

厳正な審査の結果、つぎのバンドに真空管のコンサルティングおよび無償提供をさせていただくことに決定いたしました。

エントリー番号 06-002
エントリー日 2011/9/27
バンド名 fly sleep fly
活動年数 4年
構成人数 4名
プロフィール

2008年のデビューから4枚のミニアルバムを発表。

2009年にはZEPPTOKYOで行われたSHAKALABBITS主催イベントに大抜擢。

SHAKALABBITSをはじめ、チャットモンチー、SNAILRAMPらと共演する。

その後もHIGH and MIGHTY COLORのツアーサポートや、Vo.NuTzがV系バンドgirugamesh の「BEA

ST」にコーラス参加するなど、ジャンルを超えた活動に注目が集まる。

2010年、UPLIFTSPICEと共に[Champagne],TRIBAL CHAIR,ANTI SOCIAL STUDENT

を迎 えてイベントを開催。

I-RabBits主催のガールズイベント「響姫祭」に東京、名古屋と出演。

下半期は「ONE BY ONE」と称した全国ツアーを敢行。

各地でJeepta,ジン,midnightPumpkin,SKULLCANDY,GacharicSpin,HEADSPEAKER

,RONDONRATSらと共演。

11月6日に下北沢ReGにてツアーファイナルを初のワンマンライブで迎えた。

その後も、UPLIFTSPICEの「memento」ツアーでは東名阪2マンをを含む7箇所のツアーサポートや、名古屋アポロシアター

の10周年イベントに出演。

2011年、1月にI-RabBitsとの2マンライブで幕を開ける。

2月23日に発売したIMC限定シングル「I'm OK You're OK」が発売日を待たずして予約完売。

4月6日には1年8ヶ月ぶりとなる4thMiniAlbum「UNDER THE SKIN」を発売し、3度目の全国ツアーを回り、ツア

ーファイナルの渋谷Oクレストは会場キャパを大幅に上回る動員数によりソールドアウト。

現在、全国各地のライブイベントに参加しながら、次回作の制作中。

< ギタリストBACHI BLUEプロフィール>

地元千葉にて、元ELLEGARDEN、MEANINGの高田雄一らとバンド活動を始める。

その後はバンドのギターリストとしての活動と平行して、アレンジャーとしても活動を始める。

(日本コロムビア所属、360°の楽曲アレンジ等を担当)

自身のバンドが解散後、テレビ東京系ソングラ天国等に出演のgo-stに参加。

その後、Warner Music Japan(イーストウェストジャパンレーベル)ならびにExtasy JAPANに所属のYOSH

IKIプロデュースによりメジャーデビューを果たしたBEASTからのオファーにより、BEASTに参加。

BEAST解散までの期間に全国ツアー、海外公演、レコーディング、アルバムリリース等の活動を行う。

BEAST解散後はライブサポートや楽曲アレンジ等の活動をメインとする。

2007年、fly sleep flyを結成。

翌年1月発売予定の1st mini album、『Way、I Believe In』が発売前から話題を呼び、タワーレコードインデ

ィーズ予約チャートで1位を獲得し、Bounce.comを始めとする各音楽サイトにて、デイリーニュースとして取り上げられる。

その後、2nd mini album『AGAINST the WORLD』、3rd mini album「FLY THE FLA

G」を発表し、SHAKALABBITS主催の第七回釈迦兎寄合2009スペシャル、ZeppTokyoにて

SHAKALABBITS、SNAIL RAMP、チャットモンチー、NEON GRAVITY、BOMB FACTORYとの共演や、

HIGH and MIGHTY COLORのライブツアーへの参加等、より勢力的にライブ活動を展開。

2011年春にはfly sleep flyの4作目となる待望の新作音源を発表。

fly sleep flyとの活動と平行して、アレンジャーとしての活動も再開。

近年では、ニコニコ動画等で絶大な人気をほこるKANAN(ヤマイ)の現代サーフアレンジアニメソングカバーアルバム「Surf Ani

me」にて、楽曲アレンジ、トラックメイキング、ギター、ベースを実演。

また、テレビ東京系列にて毎週月曜19時30分から放送中のアニメ「遊☆戯☆王ゼアル」の新オープニング曲(2011年10月10日から

放送予定)、KANANの新曲「BRAVING!」にて、ギター実演、トラックメイキングに参加。

バンドマン、ギタープレイヤーだからこそ出来る表現をコンセプトに、ライブ実演、楽曲アレンジ、トラックメイキング等、幅広く活動中。

You Tube

楽曲のご紹介
http://www.youtube.com/watch?v=FS3gVM4KbZk&feature=related
バンドHP http://www.flysleepfly.jp/pc/index.html

残念ながら今回採用を見送らせていただいたバンドには、ご応募の感謝を申し上げるとともに、今後の益々のご活躍をお祈りしております。

第7回バンド応援プロジェクト(2011.10.1-11.30)の募集をしておりますので、多数のご応募をお待ちしております。

2011.10.1                  

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絶品!帝国ホテル120周年記念 サントリーインペリアル




絶品!帝国ホテル120周年記念 サントリーインペリアル

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

昨日は、真空管関連セミナーの開催候補場所の内覧に、スタジオノア 銀座店に行って来ました。

西田店長と名刺交換させていただき、ご挨拶した後、目的の地、帝国ホテルへ。

帝国ホテルに立ち寄った際には、ほとんどオールドインペリアルバー(私はオールドバーと呼んでいます)へ直行しますが、今日は、セミナーSOUND BARで御世話になっているDr.Subsonic氏と待ち合わせて別の隠れ家のザクラブルームに行ってきました。

夕方5時半から10時まで、Dr.Subsonic氏と音楽や真空管の話、セミナーの反省や今後の展望をしながらという、実に楽しい酒食でした。

その中で、お奨めの一杯といえば、最後に飲んだサントリーインペリアル(画像)の復刻版で帝国ホテルスペシャルバージョンです。聞けば、サントリーインペリアルは、40年前に発売されたそうですが、当時は、あまりおいしくなかったとかおいしかったとか。要は、売れなかったそうです。

それが40年の時を経て、復刻され、これは、絶品でしたよ。飲んだ瞬間、舌先に広がる芳醇感と、鼻にキレイに抜ける成分、どれをとっても、私は好きだな。

復刻品と言えば、真空管もTUNG-SOL,Mullardの復刻品が出ておりますが、例えるならMullardでしょうか。

Dr.Subsonic氏もサントリーインペリアルを飲まれておりますが、絶賛されておりました。

ただ一つ、残念なことは、ロックで飲んだのですが、コニャックのようにブランデーグラスでストレートで飲れば良かったと、少々後悔。

興味のある方は、オールドインペリアルバーでもサントリーインペリアルを飲むことができますので、是非お立ち寄りください。

ちなみに、去年の同時期にも、Dr.Subsonic氏とオールドインペリアルバーでサントリーインペリアルを飲んだのですが、昨日、ザクラブルームで飲んだものはそれより、芳醇度がアップしていたので、係に聞いたら、ザクラブルーム用に特別にブレンドしたものだとか。

納得。納得。

最後の締めは、「二日酔いしない、おまじない」としての私の儀式、冷凍庫でキンキンに冷えてトロッとしたウンダーベルクを一気飲みして、ザクラブルームを後にしました。

いやー。久しぶりに楽しかった。

2011.10.2                  

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ヴィンテージサウンド史上初! イメージキャラクター 発表




ヴィンテージサウンド史上初! イメージキャラクター 発表

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

先日のブログで、フリーダイヤルの語呂合わせの話をしました。

そうです、「真空管を持って行くよ!ミャンマー人もびっくり」というあれです。

フリーダイヤル 真空管を持って行くよ!ミャンマー人もびっくり

ツッコミどころ満載の語呂合わせですが、記憶には抜群に残る名コピーと自画自賛しておきます。

これだけじゃ、おもしろくないということで、語呂合わせをイメージできるキャラクタを作ろうというプロジェクトが急遽スタートし、無理を言ってイラストレーターのnanamiさんに創作いただき、それをWEBデザイナーのTakenouchiさんに画像化していただいたキャラクター作品が、

これです。

真空管を持って行くよ!ミャンマー人もビックリ

持っていった真空管を見て、びっくりしているミャンマー人(間違ってもインド人ではありませんよ!インド人に見えるのはきっと気のせいです。)。

一度見たらもう忘れませんよね。

さらに、ツッコミを入れたくなるのは、お約束です。

なお、今日から、このキャラクターをトップページのヘッダに登場させています。

これくらいの遊び心がなければ、良い仕事はできません。

時には、ユルサとユーモアが必要と思う、今日この頃です。

2011.9.30

              

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どうして、様々なブランドのパワー管を連続的に交換できるのか?




どうして、様々なブランドのパワー管を連続的に交換できるのか?

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

9月23日に開催した「ギタリストのための真空管聴き比べセミナー」で参加者のお一人からタイトルのような質問を受けました。

セミナー当日は、1台のギターアンプに対して、つぎの4種類のパワー管をつぎつぎに交換しました。

(1)KT88 Valve Art

(2)KT88 JJ

(3)6550 TUNG-SOL

(4)KT88 GOLD LION

ここで、あれっ、なんか忘れていない?

そうです。バイアス調整です。

セミナーでは、パワー管を交換する際に必要なバイアス調整を一度もすることなく、4種類のパワー管を交換しました。

それって。アンプが壊れないのか?という素朴な疑問が出てきます。

ちなみに、セミナーで使用したアンプ(Diezel アインシュタイン)は、パワー管を交換する度に、バイアス調整が必要なタイプです。

それなのに、なぜ?

その答えは、4種類の電気的特性が同じものを用意したからなのです。

もちろん、特性が違えば、毎回バイアス調整をしなければいけませんが、時間制限のあるセミナーでは、到底無理なので、このような交換方法を使ったのです。

ちょっと、別の話を。

真空管に興味があるみなさん。真空管の勉強はどのようにしていますか?ほぼ間違いなく、独学でしょうか。

今時、真空管をカリキュラムに入れている学校なんて無いでしょうから、体系的に教えてくれる教育機関がないという状況です。

でも、ギターアンプやオーディオアンプにはしっかりと真空管が使われているのです。

真空管の基礎知識があるのと、無いのとでは、アンプのおもしろさに雲泥の差がでるので、知らないのは本当にもったいないんですね。

そのうち、時間が出来たら真空管基礎講座でもやろうかな?なんて考えています。

できれば、真空管を後世に伝えるために若い世代に講義したいな。

ギター関連の専門学校で、講座を持つことができたら面白いかも。

2011.9.27               

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久々に、第6回バンド応援プロジェクトにエントリーいただきました




久々に、第6回バンド応援プロジェクトにエントリーいただきました

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

ヴィンテージサウンドでは、全国でがんばっているバンドを真空管を通じて応援するプロジェクトを進めております。

が、しかし、最近は、エントリー自体が無く、主催者としては、寂しい限りでした。

同プロジェクトは、回を重ねるに従って、レベルが上がってきているので、エントリーしにくいのかなとも思っておりますが、選定基準は、「あーこのバンドは成功するために努力を惜しまない雰囲気があるので、応援しちゃいましょうと」私が思うかどうかの1点で、音楽性、人物像、経歴やレベルは一切問いませんので、どんどん応募してくださいね。

ということで、久々のエントリーバンドはつぎのfly sleep fly です。

エントリーありがとうございました。

10月1日に発表しますので楽しみにお待ちください。

エントリー番号 06-002
エントリー日 2011/9/27
バンド名 fly sleep fly
活動年数 4年
構成人数 4名
プロフィール 2008年のデビューから4枚のミニアルバムを発表。

2009年にはZEPPTOKYOで行われたSHAKALABBITS主催イベントに大抜擢。

SHAKALABBITSをはじめ、チャットモンチー、SNAILRAMPらと共演する。

その後もHIGH and MIGHTY COLORのツアーサポートや、Vo.NuTzがV系バンドgirugamesh の「BEA

ST」にコーラス参加するなど、ジャンルを超えた活動に注目が集まる。

2010年、UPLIFTSPICEと共に[Champagne],TRIBAL CHAIR,ANTI SOCIAL STUDENT

を迎 えてイベントを開催。

I-RabBits主催のガールズイベント「響姫祭」に東京、名古屋と出演。

下半期は「ONE BY ONE」と称した全国ツアーを敢行。

各地でJeepta,ジン,midnightPumpkin,SKULLCANDY,GacharicSpin,HEADSPEAKER

,RONDONRATSらと共演。

11月6日に下北沢ReGにてツアーファイナルを初のワンマンライブで迎えた。

その後も、UPLIFTSPICEの「memento」ツアーでは東名阪2マンをを含む7箇所のツアーサポートや、名古屋アポロシアター

の10周年イベントに出演。

2011年、1月にI-RabBitsとの2マンライブで幕を開ける。

2月23日に発売したIMC限定シングル「I'm OK You're OK」が発売日を待たずして予約完売。

4月6日には1年8ヶ月ぶりとなる4thMiniAlbum「UNDER THE SKIN」を発売し、3度目の全国ツアーを回り、ツア

ーファイナルの渋谷Oクレストは会場キャパを大幅に上回る動員数によりソールドアウト。

現在、全国各地のライブイベントに参加しながら、次回作の制作中。

< ギタリストBACHI BLUEプロフィール>

地元千葉にて、元ELLEGARDEN、MEANINGの高田雄一らとバンド活動を始める。

その後はバンドのギターリストとしての活動と平行して、アレンジャーとしても活動を始める。

(日本コロムビア所属、360°の楽曲アレンジ等を担当)

自身のバンドが解散後、テレビ東京系ソングラ天国等に出演のgo-stに参加。

その後、Warner Music Japan(イーストウェストジャパンレーベル)ならびにExtasy JAPANに所属のYOSH

IKIプロデュースによりメジャーデビューを果たしたBEASTからのオファーにより、BEASTに参加。

BEAST解散までの期間に全国ツアー、海外公演、レコーディング、アルバムリリース等の活動を行う。

BEAST解散後はライブサポートや楽曲アレンジ等の活動をメインとする。

2007年、fly sleep flyを結成。

翌年1月発売予定の1st mini album、『Way、I Believe In』が発売前から話題を呼び、タワーレコードインデ

ィーズ予約チャートで1位を獲得し、Bounce.comを始めとする各音楽サイトにて、デイリーニュースとして取り上げられる。

その後、2nd mini album『AGAINST the WORLD』、3rd mini album「FLY THE FLA

G」を発表し、SHAKALABBITS主催の第七回釈迦兎寄合2009スペシャル、ZeppTokyoにて

SHAKALABBITS、SNAIL RAMP、チャットモンチー、NEON GRAVITY、BOMB FACTORYとの共演や、

HIGH and MIGHTY COLORのライブツアーへの参加等、より勢力的にライブ活動を展開。

2011年春にはfly sleep flyの4作目となる待望の新作音源を発表。

fly sleep flyとの活動と平行して、アレンジャーとしての活動も再開。

近年では、ニコニコ動画等で絶大な人気をほこるKANAN(ヤマイ)の現代サーフアレンジアニメソングカバーアルバム「Surf Ani

me」にて、楽曲アレンジ、トラックメイキング、ギター、ベースを実演。

また、テレビ東京系列にて毎週月曜19時30分から放送中のアニメ「遊☆戯☆王ゼアル」の新オープニング曲(2011年10月10日から

放送予定)、KANANの新曲「BRAVING!」にて、ギター実演、トラックメイキングに参加。

バンドマン、ギタープレイヤーだからこそ出来る表現をコンセプトに、ライブ実演、楽曲アレンジ、トラックメイキング等、幅広く活動中。

You Tube

楽曲のご紹介
http://www.youtube.com/watch?v=FS3gVM4KbZk&feature=related
バンドHP http://www.flysleepfly.jp/pc/index.html

2011.9.27               

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真空管聴き比べセミナー参加者から届いた、私が感動したお手紙をご紹介




真空管聴き比べセミナー参加者から届いた、私が感動したお手紙をご紹介

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

9月23日に開催した同セミナーで、第一部の四番目にギター試奏をしていただいた、MINAGAWAさん(以下画像)より、セミナー後、改めて、長文のお手紙をメールでいただきました。

早速、拝読させていただき、「セミナーを開催して本当に良かった」、「いままで真空管に携わってきた方向性は間違っていなかった」と、真空管屋冥利につきる内容に感動しました。

是非、皆様にもその内容をお伝えしたく、MINAGAWAさんのご了解を得て、原文を公開させていただきます。



【パターン4】KT88 GOLD LION & 12AX7 Mullard

試奏中のMINAGAWA氏

----------------------------MINAGAWAさんからのお手紙 はじめ-----------------------------------------------

こんにちは。

先日の真空管セミナー、第一部に参加させて頂いたMINAGAWA、というものです。

大変感動したので、少し長文ではありますが感想、というか身の上話も含め送らせて頂きます。

自分は、都内、目白のギター製作の専門学校に通っています。

専門学校、というかこの方向に進もうと思ったきっかけが「良いギター、良い音とはなんだろう」という事への興味であり、通いはじめ一年半ほど経った今、ギターの構造の違いから来る音の違いを制作の中から体感出来たり、大変有意義に学校生活を送れています。

その中で、5月にfender champ(6V6×1 12AX7×1)のヘッドアンプを授業の一環で自作し、アンプにももっと理解を深めたい、と思っていました。

そんな折に、ヴィンテージサウンドさん主催のセミナーを知り、すぐに応募させて頂きました。

また、先日ちょうどビンテージRCAの12AX7を一つ譲っていただける機会があり、自作チューブアンプ(元々の真空管はelectro-harmonix)で弾き比べてすぐのセミナー参加でした。

チューブが変われば音が変わる、という事はわかってはいたのですが、 何種類もの真空管を、ああいった形で聞き比べる事ができ、さらに色々な話が聞けて、(特にスタンバイスイッチの話は驚きましたし、その話をした周りのギタリストの反応も同様でした)とても感動しました。

また、mullardのプリ菅を頂き、本当にありがとうございます。

会場でうまく感想を言葉にできなかったのですが、間違いなくあの日の音の中で一番好きな音でした。

そして今しがた普段使っている、

自作のストラトキャスター(メイプルワンピースネック&アッシュボディ)→自作champ→Fender super champXDのスピーカー(10インチ一発)

という構成で、ElectroHarmonix→mullard→RCAという順に弾き比べてみました。

弾いてすぐの今の印象としては、mullardがとても良かったです。

まずもともとのelectro harmonixは、RCAと二つで弾き比べた時から感じたのですが、特に高域において音作りの幅を狭くかんじました。

全体的に明るい音質で、トレブルを上げて行くとキンキンとして、バックがクローズドなキャビネットによってはそれもまた良かった場合があったのですが、fender系のバックが開放のキャビではピーキーで使いづらい音でした。

次に、mullardはパワフルでバランスが良く、音圧は一番あり、まさにモダン、といった印象です。

高域においても力強く、トレブル10にしてリアでコードを弾いてもキンキンしなく、 粒が大きな、弾いていて気持ちよさがありました。

次にRCAは繊細で、高域が素晴らしかったです。

キャラクターもずいぶん違ったのですが、一番の違いはニュアンスの出方でした。

mullardはパワフルで常に良い、という印象なのですが、

RCAは気をつけて弾いた時にとても良い音が出せるけど、気を抜けばすぐにそれがわかってしまう、といった印象です。

クリーンだけでの弾き比べではありますが、会場とはまた違った視点でmullardの良さ、またもともと持っていたRCAの可能性を知る事が出来ました。

今後、またセミナーに参加したい!と同時にもっと色々な種類に変えて理解を深めたい、と思いましたので、その時は相談に乗っていただけると大変嬉しいです。

それでは失礼します。

----------------------------MINAGAWAさんからのお手紙 おわり-----------------------------------------------

このお手紙に関連して、私は、つぎの2点を、若いギタリストの皆様にお伝えしたいと思います。

モスキート音が聞こえる耳がまだ若いうちに多くの真空管を体験されることにより、ギターサウンドの良い、悪いの絶対的な基準ができあがりますので、これからもどんどん様々なご経験をされると良いと思います。

ちなみに、ゲスト講師のDr.Subsonic氏は、弊社と共同で3年間の期間をかけて 6L6,KT88,EL34,EL84,6V6,7025とプリ管の組み合わせ2000種類以上を聴き比べた経験があり、それが、レコーディング分野での財産になっていると言っておられました。つまり、耳を肥やすということが、将来の仕事への投資になるのだと思います。

もしも、これをご覧いただいている音楽の学校関係者の方がいらっしゃいましたら、若い学生向けに真空管聴き比べセミナーも開催できますので、ご一報くだされば幸いです。

この場をかりて、MINAGAWAさん、ありがとうございました。

つぎは、10月23日(日)東京 スタジオノア 中野 野方店で開催します。

次回は、同じアンプで6L6系(6L6,5881,KT66)をやります。

次回の感動の真空管聴き比べセミナーに参加される方、こちらをクリック。

2011.9.26

              

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オーダーメイドの「真空管選び

セミナーで反響が大きかった「空焚き厳禁」のお話




セミナーで反響が大きかった「真空管の空焚き厳禁」のお話

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

平成23年9月23日開催の「ギタリストのための感動の真空管聴き比べセミナー」で、真空管の空焚きについてお話をしたのですが、第1部、2部共に、一同「それは知らなかった」と驚いていた様子だったので、本ブログでも公開したいと思います。

セミナーにご参加いただいたスタジオノアの井田さんからも、スタジオのマニュアルに記載されている重要事項として、改めてご質問いただいたほどです。

真空管式のギターアンプの場合、「メインスイッチ(またはパワースイッチ)」と「スタンバイスイッチ」という2スイッチ方式が採用されているものが多いのですが、問題は、スイッチの操作方法に都市伝説があることです。

みなさん、アンプを使い始めるとき、どのようにスイッチ操作しますか?

きっと、こんな方法じゃないでしょうか。

(1)メインスイッチをオンにする。この後が運命の分かれ目ですが、真空管は十分に暖めないとだめだから、最低10分はこのままにしよう。

そして、10分後

(2)スタンバイスイッチをオンにする。

「うん、うん、そうだ」という声が聞こえてきそうです。

ところが、上記方法では、パワー管の寿命を縮めます。

都市伝説では、暖める時間が長ければ長いほど、いい音が出るなんていう、信じられない話も聞きますが、私の講義を受けたギタリストの皆様と、本ブログをみている方は、絶対にまねしないでください。

つまり、メインスイッチをオンにした状態では、パワー管のヒータだけが点灯している状態で、プレート電流が流れていませんので、私が命名した「真空管の空焚き」状態となります。

この空焚き中に、中間層抵抗(Interface Resistance)がどんどん生成され、等価回路ですと、カソード電極に直列に挿入されます。

この中間層抵抗は、カソード電極の基体金属と酸化被覆との間に生成され、結果として、内部抵抗が増加し、プレート電流が流れにくくなり、いずれ、寿命となります。

ちなみに、一般的には、中間層抵抗は、上記基体金属中の還元性不純物が表面に拡散した後、バリウムと化合した、けい酸バリウム(Ba2SiO4)の層のことです。

中間層抵抗は、スタンバイスイッチがオフの状態、言い換えれば、プレート電流が流れない状態のときに、生成が著しくなります。つまり、真空管の空焚き中にどんどん抵抗が大きくなっているということです。

経済的には、世界中のギタリストに、どんどん空焚きしてもらったほうが、真空管屋は儲かるのです(笑)。

ここで、真空管を暖めることは、電子放出、つまり真空管動作を安定させるために重要ですが、メインスイッチだけオンの状態では、ヒータ電極しか点火していませんので、発熱量が少なく、全体の加熱効率が落ちます。それよりも、メインスイッチ+スタンバイスイッチを両方いれたほうが、プレート電流が流れるため、加熱効率が格段に上がり、早く、安定化します。

こういう観点からも、メインスイッチだけで空焚きすることがいかに無意味かということがおわかりいただけだと思います。

最後に、ヴィンテージサウンド 佐々木がお奨めする正しい、スイッチ操作を伝授します。

【使い始め】

(1)メインスイッチをオン

(2)1分後に、スタンバイスイッチをオン

(3)プレート電流が流れた状態なので、素早く温度上昇します。5分(心配症な方は10分)も待てば安定します。演奏を開始してください。

【10分程度の休憩する場合】

(1)スタンバイスイッチをオフにせず、そのまま待機させたほうが、いいと思います。

【それ以上休憩する場合】

(1)スタンバイスイッチをオフ

(2)すぐに、メインスイッチをオフ

(3)再開時間の5分前(心配性な方は10分前)にメインスイッチをオン

(4)1分後にスタンバイスイッチをオン

【終了時】

(1)スタンバイスイッチをオフ

(2)すぐに、メインスイッチをオフ

この方法が最も真空管に優しいオペレーションです。

中間層抵抗の話は、真空管の教科書には必ず載っておりますが、今時、真空管の教科書から勉強される方はいらっしゃらないでしょうから、誤った知識が蔓延しているのだと思います。

ギタリストの皆様、気を付けてくださいね。

次回のセミナーでは、もっと面白い真空管の話をたくさんしますよ。

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2011.9.25

              

Good music !

(c) 2011 VINTAGE SOUND

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