こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
ギターアンプにおける外部要因ノイズの代表格は、なんといっても電源系ノイズです。
「あのライブハウスは、電源が悪い」、「あそこのコンセントに繋ぐと、ノイズが増える」という声を聞いたことがあると思います。
ここでいう電源とは、100Vの商用電源に他なりません。
商用電源は、オシロスコープで見ると美しい正弦波(三角関数のsinθ)の波形のハズですが、実際には、ノイズが重畳されたきたない波形で、しかも電圧変動が激しいのです。
ノイズ量や電圧変動率は、時間帯や、電源系統によって変化します。
電源系ノイズの発生源としては、モータ、コンプレッサ等の回転系負荷が有名です。
一般家庭では、洗濯機や冷蔵庫が回転系負荷に相当します。冷蔵庫のコンプレッサがオンになると、蛍光灯がチカチカしたり、ラジオやアンプにノイズが乗ったりするのはまさしく、電源系ノイズがコンセントを介して回り込んでいることに他なりません。
ここで重要なのは、アンプが接続されているコンセントがどの電源系統に入っているかという点です。回転系負荷と同じ電源系統であれば、電源系ノイズの影響を受けやすいということになります。
逆の言い方をすれば、別の電源系統、すなわち、別のコンセントにアンプを差し替えてみて、ノイズが出なければ、電源系ノイズが原因であったと特定することができます。
次回は、原因が電源系ノイズでは無い場合の切り分け方についてシェアしたいと思います。
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