こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
真空管式のギターアンプやオーディオアンプを使っていると、いずれ真空管の交換時期がやってきます。
通常は、修理店(楽器店やオーディオ店等)にアンプを持ち込んで交換依頼をすることが多いと思いますが、思わぬ落とし穴がありますので、シェアしたいと思います。
その落とし穴とは、アンプが戻ってきて意気揚々と音出ししてみると、前と全然違う音になっていた、かえって、前のほうが良かった、ということが以外と多いのです。
原因は、単純明快で、交換前後で真空管ブランドが変わったことです。
真空管は一眼レフカメラのレンズに相当しますので、同じ規格KT88等であっても、ブランドによって構造、材質が異なるため、周波数特性が変化します。一眼レフカメラのレンズを交換することで、色味やボケ味の変化を楽しめるのと同様に、真空管の周波数特性をうまく利用すると、好みのサウンドに仕上げることができます。
がしかし、修理店によっては、真空管に対する造詣がなく、何のコンセプトもなく、電気部品の一つくらいの感覚で交換されると、上述のような悲しい事態となります。
真空管アンプは、電子工学上の増幅器である前に、楽器の一部という感性があるかどうかによって、修理結果が違ってきます。
次回は、依頼者が注意すべき点についてシェアしたいと思います。
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