2012年4月10日火曜日

以外と気づかない米国117V仕様のアンプを100Vで使用するデメリット

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

米国仕様のオーディオアンプ、ギターアンプは、電源電圧117Vで、これを日本のコンセント100Vにつなぐとどうなるか。

「アンプにとって、低電圧のやさしい駆動方法だから長持ちしますよ」なんてアドバイスするショップがあったら技術的に未熟なところですので、迷わず避けましょう。

117V仕様のアンプは、117Vで最高のパフォーマンスが出るように設計されていますので、100Vを117Vに変換する昇圧トランスを使いましょう。

というところまでは、私もブログ等で声を大にして申し上げてきました。

ところが、先日、お客様である山口県のK様より、トラブル解決の連絡があり、私も目から鱗の現象でしたので、みなさんにシェアします。

K様は、オーディオプリアンプの傑作 Marantz 7のオーナーで、片チャンネルの音量が小さいというトラブルでご相談をいただきました。

私は、片チャンネルに対応するプリ管のゲインが低下しているのではと推測し、音質向上を兼ねて、12AX7 6本マッチをご提案いたしました。

ご購入いただき、数日後、K様より、トラブルが改善されないとのご連絡がありました。

真空管以外のパーツの劣化の可能性をお伝えしてから、まもなく、K様より「トラブルが解決した」とのご連絡があり、詳細を伺うと、今まで、100Vで使っていたものを昇圧トランス117Vを使ったところ、片チャネルの音量も上がり、左右バランスがとれたとのお話。

まさしく、100V使用のデメリットの本質を垣間見た気がしました。

アンプの調子がおかしい場合、パーツの不良を疑う前に、電源電圧を確認するほうが先ですね。

電源電圧の最適化を図るだけで、どれだけのアンプのトラブルが解決されるか。

原因不明のトラブルに悩まされているアンプオーナー様は、是非お試しあれ。

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(c) 2012 VINTAGE SOUND

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