こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
ギターアンプ、オーディオアンプの別を問わずに、プリ管としてよく使われるのが12AX7、12AT7、12AU7です。
これらのプリ管は、9ピンで内部構造も双三極という点で共通しており、外観もそっくりです。
ネットでは、これらの3種類に互換性があって、相互差し替え可能という情報もありますが、明らかに間違いです。
外観は似ていても、電気的特性が異なりますので、注意が必要です。
具体的には、ゲイン(増幅率)が異なり、ゲインが高い順番では、12AX7>12AT7>12AU7となります。
従いまして、設計上12AX7を使うべきところに、12AU7を交換すると、大幅なゲイン不足になり、ノイズが出たり、極端に音量が下がる等の弊害が出ます。
逆に、設計上12AU7を使うべきところに、12AX7を交換すると、超ハイゲイン状態となり、極端に歪み、オーディオですと致命的な音質となります。
正しい使い方としては、ギターアンプで歪みが足りないときには、高ゲインの12AX7を使い、歪みを抑制するには低ゲインの12AX7を使うというのがセオリーです。
【効きすぎに注意!即効薬シリーズを無料公開中です】
全員に18000円分の真空管聴き比べライセンスをプレゼントします。
■ギタリスト、オーディオファイル向け「真空管アンプの即効薬」
■ケトナーオーナー向け「Hughes & Kettnerの即効薬」
Good music !
(c) 2012 VINTAGE SOUND