こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
中古アンプでパワー管のバイアス調整が適正だったとしても、高域がキツかったり、こもったりしている場合があります。
その原因として考えられるのは、真空管の劣化です。
ここでいう真空管の劣化とは、周波数特性の悪化を指します。真空管アンプに接続されているスピーカから出力されるサウンドには、様々な周波数が含まれています。
周波数とは、究極的に簡単にいうと音の高低です。つまり、サウンドには、低音、中音、高音がそれぞれ含まれておりますが、周波数特性が悪化すると、低音が少なくなるとともに、高音が多くなります。
そうすると、新品のときには、心地良かったサウンドが、低音がスカスカで高音がキツイというサウンド傾向になります。
使用頻度にもよりますが、ギターアンプで1年、オーディオアンプで4年ほどで、周波数特性の悪化、つまり、真空管の劣化が進行します。
前回ご紹介したバイアス調整の適正判定法で、「適正」と判定されても、サウンドが気に入らなかったら、真空管の劣化を疑うべきです。
真空管が劣化すると、バイアス調整ごときでは改善できませんので、真空管の交換が必要になります。
このリフレッシュで聞き違えるほど元気なアンプにできるのも、真空管の魅力です。
次回は、第3の原因「真空管ブランドの不適合」についてシェアしたいと思います。
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