こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
第1の原因「バイアス調整のズレ」の話しをする前に、バイアス調整について、簡単に説明します。
バイアス調整は、可変電圧型の固定バイアス方式を採用しているアンプにおいて、パワー管に流れるプレート電流を適切な値に調整することを言います。
ここでのポイントは、バイアス調整は、ピンポイントで決まっているわけではなく、野球のストライクゾーンのように、範囲があって、その範囲に収まっていればOKであることです。
アンプのストライクゾーンは、結構広いので、少しくらいずれても、大きな影響がありません。
しかしながら、大きくずれている場合、つまり、バイアス調整が、ストライクゾーンを外れ、高めのボールや、低めのボールですと明らかにアンプが異常な状態となります。
まずは、高めのボールの場合は、上述したプレート電流が流れ過ぎている状態(過電流)となりますので、ヒューズが頻繁に溶断したり、パワー管が真っ赤になる赤熱状態となります。
この状態では、音が歪んだり、ボリュームが上がらなくなります。
一方、低めのボールの場合は、プレート電流が少なすぎるため、音圧が出ず、ボリュームを上げても、音量が出ない状態となります。
まとめると、
(1)パワー管が赤熱していないこと
(2)音に極端な歪みや音量不足が無く、普通に出ていること
この2点を満たしていれば、上述のストライクゾーンに入っている、すなわち、バイアス調整が適正であると、推測することができます。
次回は、第2の原因は「真空管の劣化」についてシェアしたいと思います。
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