2011年12月26日月曜日

動画公開! 第4回ギタリストのための真空管聴き比べセミナー

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

12月23日に開催した「第4回ギタリストのための真空管聴き比べセミナー」の動画の編集が終わり、先ほど、youtubeにアップしましたので、只今より公開します。

以下、6部構成です。

(1)ちょっと自慢したくなる真空管の基礎知識
(2)騙されないための真空管の偽物話
(3)必見、バイアス調整のABCから実演まで
(4)オール純正管の試奏 by Mr.Saotome, Mr.Tsuyama, Mr Kuchiki
(5)プリ管をMullardに交換して試奏 by Mr.Saotome, Mr.Tsuyama, Mr Kuchiki
(6)オールMullard管の試奏 by Mr.Saotome, Mr.Tsuyama, Mr Kuchiki, Mr.Sato
Good Music!

2011.12.26

(c) 2011 VINTAGE SOUND

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パワー管交換の前に見て下さい。

オーダーメイドの「真空管選び

真空管アンプの即効薬プレセントキャンペーン 予告

真空管アンプの即効薬プレセントキャンペーン 予告

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

本日は、クリスマスネタということで、ギタリストの皆様とオーディオファイルの皆様向けにプレゼント(真空管アンプの即効薬という動画コンテンツ)を制作しております。1ヶ月前から制作を進めておりましたが、たまたま、今日、明日が動画撮影に当たり、皆様にプレゼントを贈るつもりで撮影に臨みたいと思います。幸いに、昨日のセミナーでモチベーションが最高潮にありますため、きっと、良い動画が録れることでしょう。

では、真空管アンプの即効薬の中身をご紹介します。即効薬というくらいですので、効能があります。但し、効きすぎるので注意が必要です(笑)。

あと、このプレゼント企画には、18000円の真空管聴き比べ673種のライセンスも無料でプレゼントします。

FBページで遅くとも1月初旬には、無料で利用できるようにしますので、お楽しみに。

----効能---
(1)貴方のアンプが極上のアンプに化ける
(2)理想サウンドを出せるようになる
(3)上質の真空管ノウハウを体得できる
(4)周りから上手くなったと言われる
(5)アンプに灯を入れるのた楽しくなる
【真空管アンプの即効薬 ギター編】

(1)なぜ真空管なのか?
(2)真空管にまつわる都市伝説
(3)真空管における三種の神器
(4)費用対効果を考える
(5)ギターアンプメーカー・楽器店の本音
(6)サウンドデザインという考え方
(7)専門家が教えるバイアス調整入門
(8)自分で交換できるバイアスフリー倶楽部
(9)真空管コンサルティングの秘密
(10)真空管専門家を徹底活用する
(11)主要アンプ別の音作りのコツ
(12)打首獄門同好会 真空管交換検証
(13)綿貫氏 真空管交換検証
(14)SAFETY SHOES 桜井氏 ライブでの真空管評価
(15)ギタリストとして輝くために
【真空管アンプの即効薬 オーディオ編】

(1)なぜ真空管なのか?
(2)真空管にまつわる都市伝説
(3)真空管における三種の神器
(4)費用対効果を考える
(5)オーディオメーカー・販売店の本音
(6)サウンドデザインという考え方
(7)専門家が教えるバイアス調整入門
(8)自分で交換できるバイアスフリー倶楽部
(9真空管コンサルティングの秘密
(10)真空管専門家を徹底活用する
(11)主要アンプ別の音作りのコツ
(12)打首獄門同好会 真空管交換検証
(13)綿貫氏 真空管交換検証
(14)SAFETY SHOES 桜井氏 ライブでの真空管評価
(15)オーディオとともに豊かな人生を送るために
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2011.12.25

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オーダーメイドの「真空管選び

第4回ギタリストのための真空管聴き比べセミナー 報告

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

昨日、第4回ギタリストのための真空管弾き比べセミナーが無事終わりました。

寒い中、多忙な年末にもかかわらず会場に足をお運びいただき 感謝 感謝です。

実に濃密な内容でした。

今回は歪にまとまりが無い暴れ馬のケトナーをどれだけ手なづけられるか が隠れテーマでしたが、真空管だけで上手くいきました。

恐るべしムラード管。

またバイアス調整の実演もシェアできました。

今回は、北海道からの五月女さん、次回に引き続き津山さん、ギターをご持参いただいた朽木さん、最後に飛び入りいただいた佐藤さんの四人に真空管弾き比べをしていただきました。

オールムラード管の組み合わせでは全員から最上級の評価をいただき主催者冥利に尽きる瞬間でした。真空管の魅力を少しでもお伝えできたと思います。

みなさん本当にありがとうございました。近日中に動画にアップしますので全国のギタリストの皆様 お楽しみに。

真空管ひき比べセミナーで参加者の皆様に書いていただいた「アンケート」を一枚一枚拝読させていただいております。

みなさん、一様に、真空管の最適化によって、サウンドを改善することができるということを肌で実感していただいたな。と、うれしい感触が伝わってきます。
このアンケート結果を原文にて公開します。

以下、アンケート結果は、参加者の皆様に公開を承諾していただており、実名、匿名またはニックネームで公開いたします。

【佐々木 佑様】
最初の真空管交換だけで音が変わるというのに半信半疑だったが、聴き比べをして、全然違う音色になったのが感動した。
また、球の交換のしきいが高かったが、じっさいに交換するのを見てとても有意義で自分でやってみようとおもった。
次回は、回路などの説明もしてほしい。

【津山 義篤様】
改めて真空管毎のキャラクターに驚かされました。
(ムラードの真空管に 佐々木加筆)ムラムラきちゃいました(笑)
今後もぜひ聴き比べセミナーを開催してください。

【北原 幸一様】
ギターはやらないので、ギターアンプの比較もしてほしい。
真空管の交換による違いははっきりわかった。
ギターアンプに限らず、一般オーディオアンプでも同じようなセミナーもぜひお願いします。

【匿名様】
奥深くとてもおもしろかったです。
好みはあると思いますが、パワー管の種類別の音見表があるとうれしいと思いました。

【ヤマモト様】
本物vs偽物の見分け方はもとより、Mullardはなかなかですね。
ただ、ギターの種類(シングル、ハンバッカー)も違うので私としては
シングルがいいですね!!
また、機会があれば来させてください。
【五月女 圭司様】
今回試奏させていたいだので、違いにびっくりしました。
ネット上の音ではわからないニュアンスがはっきりわかりました。
聴くより弾いたほうがより違いがわかります。
現地で聴きながら、即売会的なイベントを実施してはいかがでしょうか。
【K様】
ケトナーの純正管は酷いので、とりあえず音を出すための交換前提で付いていると思いました。
ヴィンテージ管に変えるセミナーもしてください。VCM800をしたセミナーもお願いします。
【小谷 邦夫様】
ムラードの良さが良く分かりました。
組み合わせの大切さが実感できました。
座学もとても勉強になりました。
ありがとうございました。FBも引き続き読ませて頂きます。

【佐藤 良文様】
オリジナルの管も決して悪くはないと感じた(アクが強い)
ムラードは万人受けするサウンドだと思った。
その他メーカのものもやってほしい。
JJやTUNG-SOLもやってほしい。

【くちき様】
純正管とMullardのちがいが大きすぎるのがびっくりした。
真空管の重要性を再認識した。
Fender Ampでのクリーンサウンドの聴き比べを希望します。

【BBQカルロス様】
バイアス調整の実演がわかりやすかった。
オリジナルのケトナーの問題点がはっきりした。

【kondo様】
前半の佐々木さんのお話が良かった。
1人のギタープレイヤーを用意していただたほうがわかりやすいかな?

以上がアンケート結果の全部ですが、キーボードを打つ手が震えるほど、うれしいですね。

同じ空間で真空管談義を一緒にしていただいた戦友のような感じです。

真空管を通じたつながりに感謝しながら、今日最後の投稿にしたいと思います。あー。今日は楽しかった。

次回はもっとすごいセミナーにしますよ。

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2011.12.24

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2011年12月22日木曜日

【無料】12/23は、第4回ギタリストのための真空管聴き比べセミナーです。

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

明日は、ギタリストのための真空管聴き比べセミナーの講師を務めさせていただきます。

今回もどんな出会いがあるか楽しみです。

場所は、東京 高田馬場 スタジオノアで1300~1530まで開催します。

今回はクリスマス休暇ということもあり、席数にまだ余裕があります。

無料で、またと無いチャンスですので、当日参加も大歓迎です。

フラッっと立ち寄ってみてください。

ノア常設のケトナーのTriampのポテンシャルを真空管だけでどこまで引き出せるか、腕の見せどころです。

それでは、みなさん、会場でお会いしましょう。

今も参加を受け付けております。

無料の12月23日 ヒュース&ケトナーアンプの聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

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2011.12.23

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世界一わかりやすい?「初心者のための真空管交換方法」の動画を制作しました。

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

先日、立川のゲートウェイスタジオで制作した真空管交換方法の解説動画が完成しましたので、今日からyoutubeで公開します。

ケトナーTRIAMP Mark IIを使った、パワー管およびプリ管の交換方法を私が解説しております。

これをご覧いただければ、初心者でも、真空管の外し方、実装の仕方をマスターできます。

もちろん、オーディオアンプも同様ですので、オーディオファイルの方もご覧ください。

以下クリックで動画をご覧いただけます。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓」

「初心者のための真空管交換方法」を見る。

これからも、真空管関連の動画コンテンツをどんどん制作してゆきますので、お楽しみに。

12月23日開催のギタリストのための真空管聴き比べセミナーの残席は、あと12席です。お早めにどうぞ。

真空管聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

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私もようやくフェイスブックを始めましたのでお友達リクエストお待ちしております。

フェイスブックのウオールでは、毎日、有益な真空管の情報を発信しております。

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2011.12.20

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とほほなスタジオワークのご報告

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

昨日は、立川のゲートウェイスタジオに入って、来週のセミナーで使用するTRIAMPに実装する真空管をセレクトするスタジオワークをして来ました。

ケトナーTRIAMP Mark IIのデフォルトの真空管は、EL34 TADが4本と、12AX7 TADが9本の13本構成で、中身が中国製です。

このデフォルトで、クリーン、クランチ、ディストーションを弾いてみると、とにかく、ノイズが多く、歪みが深くなるほど、低域が緩く、モコモコ。

思わずため息が。

そこで、私が持参した12AX7 Mullardに交換したところ、あれほど、ジージーいっていたノイズが無くなり、まとまりの良いサウンドに大変身。

歪ませても、音が潰れず、粒立ちがハッキリ。いつもながらナイスなサウンドでした。つぎに、EL34もMullardに交換しようとしたのですが、バイアスキングが見あたりません。

なんと、忘れてきてしまったのです。とほほ。

ということで、残念ながら、パワー管交換は断念して、プリ管も別のセットで交換検証しました。

バイアス調整の動画撮影もできませんので、そのかわり真空管の交換方法をレクチャーする動画を録ってきました。

近日にyoutubeにて公開します。

真空管を交換するコツも伝授しますよ。
次回は、アンプの修理コストを格段に下げる方法をシェアしたいと思います。

12月23日開催のギタリストのための真空管聴き比べセミナーの残席は、あと12席です。お早めにどうぞ。

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2011.12.18

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オーダーメイドの「真空管選び

12月17日午後は臨時休業で、立川のゲートウェイスタジオに行ってきます。

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

今日は、これから、うちのスタッフ2名とともに立川のゲートウェイスタジオに入って、来週のセミナーで使用するTRIAMPに実装する真空管をセレクトするスタジオワークをします。

実際にギターで音出ししながら、違いがわかるパワー管とプリ管の組み合わせを決定したいと思います。

あとは、バイアス調整の解説動画も録ってきます。

ゲートウェイスタジオは、はじめて行きますが、条件が合えば、1月のセミナー会場としてつかっても良いかもしれません。

立川ですと、東京の多摩地域のギタリストに便利ですので。但し、15畳という広さ制限より、10名程度の少人数構成での実施になると思います。

その辺もしっかりとリサーチしてきます。

ということで、本日の午後は臨時休業とさせていただきます。
12月23日開催のギタリストのための真空管聴き比べセミナーの残席は、あと12席です。お早めにどうぞ。

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【追伸】
私もようやくフェイスブックを始めましたのでお友達リクエストお待ちしております。

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2011.12.17

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オーダーメイドの「真空管選び

2011年12月13日火曜日

第4回 真空管聴き比べセミナーは、中身も時間もクリスマス特別版です。

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

師走も早いモノで、街がクリスマスカラー一色になりつつある、いい時期になりました。

ところで、クリスマスス3連休の予定は決まりましたか?

大切な人とのデートや、家族とのお出かけ等。

いろいろある中で、初日12月23日の午後は、ギター三昧で濃密な時間を過ごすという、自分にご褒美はいかがでしょうか。

ここで、「えっ。23日は彼女と夕食の約束があるんだよな-」

と思ったあなた。

そのご心配には及びません。

主催者としては、その辺もきっちり考えて、ありますよ。

13時スタートで15時半には終わりますので、夕食の時間にも間に合います。

夕食の前にスターバックスでお茶もできる余裕です。

前置きはさておいて、第4回目を迎える、その名も「ギタリストのための感動の真空管聴き比べセミナー」の詳細コンテンツが決定しましたので、お知らせします。

【日程】平成23年12月23日(金・祝)

【時間】13:00~15:30

【会場】東京 スタジオノア 高田馬場店

【使用アンプ】スタジオ常設 Hughes & Kettner TRIAMP 100W

【キャビネット】スタジオ常設 Hughes & Kettner

【真空管構成】EL34×4本、12AX7×9本

【ギター】スタジオ常設ギターを用意しますが、ご持参いただければ、愛用ギターで試奏できます。

今回の目玉は、なんといっても、いつもの2時間から30分延長してのロング2時間半ものセミナーです。

また、前回までのレコーディングセミナーを今回から実施しませんので、真空管の話と、参加者の生ギターによる真空管聴き比べ体験をたっぷりとしていただきます。

さらに、今回からは、セミナー中の写真撮影や、録音、ツイッターも許可いたしますので、ご自身のブログやホームページのコンテンツとしてご活用いただけます。

ちなみに、当日セミナーの様子は、前回同様にyoutube動画にて公開しますので、全国のギタリストの皆様も楽しみに待っていてください。

真空管の話では、真空管の基礎はもとより、バイアス調整に関する知識(回路図の読み方から調整用ポットの確認)を実演を交えて講義するとともに、実際のバイアス調整の手順も話したいと思います。できれば、参加者の皆様ご自身でもバイアス調整できるレベルを目指してやりますよ。

座学のあとは、休憩を挟みます。

休憩中には、遠慮せずに私にどんどん話しかけてください。

メインの聴き比べは、純正管と、弊社で用意する2種類の合計3種類の真空管で実施します。

生ギターによる演奏時間を、それぞれ30分づつ確保しておりますので、じっくりと、弾くことができます。参加者であれば、初心者、上級者問わず誰でも試奏できます。

たった1台のTRIAMPでこれほどまでにサウンドを自在に変化させることができるのか、という感動を全員に持ち帰っていただけるように、真空管のプロフェッショナルとして、厳選した真空管を準備しますので、楽しみにしていてください。

今回は、はるばる北海道から参加されるお客様もいらっしゃり、今からお会いできることを楽しみにしております。

最後に、一人でも多くのギタリストの方にこの感動を体験して欲しいと思います。

セミナーの残席は、あと14席です。お早めにどうぞ。

真空管聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

【追伸】
次回以降は、スタジオ常設アンプではなく、参加者の方が持参されたアンプで聴き比べをやれたらなと思っています。様々な問題をクリアしなければなりませんが、ちょっと検討してみます。

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2011.12.13

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成功の秘訣は、職業をレジャーとみなすことだ。

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

先日JRに乗っていたら、車内のモニターから「偉人の名言集」なるショート企画が流れてきました。

それによると、トムソーヤの冒険の著者である米国作家のマーク・トウェインは、「成功の秘訣は、職業をレジャーとみなすことだ。」という名言を残しているとのこと。

そのとき、ふと思ったのが、私の解釈では、レジャー=小学生時代の遠足ということになる。

前夜から、ワクワクして、何度もリュクサックの中身を出したり入れたり、現地ではあれをしよう、これをしようと、思案を巡らし、当日は、誰よりも早起きをして出かける。

つまり、万全の体制で望みつづけることが、成功の秘訣だと思う。

しかしながら、果たして、どれだけの人が、自分の仕事をレジャーと見なしているのだろうか。

遠足よろしく、前夜から、会社に行くことにワクワクしながら、何度も、鞄の書類を出し入れしたり、中身をチェックしたり、会社に行ったら、あの人に電話しよう、会議でこういう話をしようと考え抜き、当日は、始発で出勤する。

これは極端な例ですが、このような心持ちで仕事をしていますか?

かくゆう私は、リクルートの新人時代は、仕事が出来なさすぎて、毎日会社に出勤するのが苦痛以外のなにものでもありませんでした。

今思い出しても、鼻の奥がツンとします。

つぎの転職先の特許業界では、適正がぴったりと嵌っていましたが、締め切りに追われる毎日に、レジャーとは到底遠い存在でした。

時は流れ、今はどうかというと、真空管を通じて、ギタリストやオーディオファイルの皆様の音作りを直接お手伝いさせていただくという仕事が面白くてしょうがありません。

ましてや、自分が社長の会社ですから、口うるさい上司もいませんし、ビジネスプランを好き放題に実行できるという贅沢な環境があります。

裏を返せば、わがままな社長につきあう社員のほうが大変ですが。

自分の会社を作って14年目にして、ようやく仕事を心から楽しめるようになってきました。

これも、ヴィンテージサウンドに関わっていただいたお客様お一人お一人のおかげです。

師走の忙しさに感謝しつつ、マーク・トウェインの名言を引用してみました。

そんな中で、本日、福島県のG様より、ギターアンプ交換のブログレポートをいただきましたので、ご紹介いたします。

G様は、ヴィンテージサウンドのHPを隅々までご覧いただき、真空管に対する私共の考え方に共感された上で、お電話いただき、ご希望を伺い真空管セレクトのお手伝いをさせていただいたお客様です。

G様のレポートを拝読させていただくと、頭が下がる思いと、真空管の良さをもっと広めなければという使命感とが交錯します。

もっと良い仕事をし続けること、それが、レジャー化の近道なのではと思います。

G様、本当にありがとうございました。

この場を借りて、お礼申し上げます。

12月23日に第4回のセミナーを開催します。

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2011.12.6

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2011年12月5日月曜日

動画公開(完全版) 第3回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナー

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

11月23日開催の第3回真空管聴き比べセミナーの動画をyoutubeにアップしましたので、全11コマを公開します。

No.1 ギタリストのための真空管の基礎

No.2 ギタリストのための真空管の歴史

No.3 ギタリストのためのバイアス調整入門

No.4 Marshall JCM2000 EL34純正管 試聴

No.5 Marshall JCM2000 純正管 試奏 by Mr.KIMURA

No.6 Marshall JCM2000 12AX7 Ei×E34L JJ Blue 試聴

No.7 Marshall JCM2000 12AX7 Ei×E34L JJ Blue 試奏 by Mr.KIMURA and Mr.NUMATA

No.8 Marshall JCM2000 12AX7 Ei×E34L JJ Blue 試奏 by Mr.NAKAYAMA

No.9 Marshall JCM2000 12AX7 Mullard×EL34 Mullard 試聴


No.10 Marshall JCM2000 12AX7 Mullard×EL34 Mullard 試奏 by Mr.KIMURA and Mr.MINAGAWA

No.11 Marshall JCM2000 EL34系 真空管聴き比べ ベスト3発表

12月23日にも第4回のセミナーを開催します。

次回のギタリストのための真空管聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

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2011.12.1

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速報 第3回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナーのご報告

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

11月23日開催の第3回真空管聴き比べセミナーの動画をyoutubeにアップしましたので、全11コマを公開します。

No.1 ギタリストのための真空管の基礎

No.2 ギタリストのための真空管の歴史

No.3 ギタリストのためのバイアス調整入門

No.4 Marshall JCM2000 EL34純正管 試聴

No.5 Marshall JCM2000 純正管 試奏 by Mr.KIMURA

No.6 Marshall JCM2000 12AX7 Ei×E34L JJ Blue 試聴

No.7 Marshall JCM2000 12AX7 Ei×E34L JJ Blue 試奏 by Mr.KIMURA and Mr.NUMATA

No.8 Marshall JCM2000 12AX7 Ei×E34L JJ Blue 試奏 by Mr.NAKAYAMA

No.9 Marshall JCM2000 12AX7 Mullard×EL34 Mullard 試聴


No.10 Marshall JCM2000 12AX7 Mullard×EL34 Mullard 試奏 by Mr.KIMURA and Mr.MINAGAWA

No.11 Marshall JCM2000 EL34系 真空管聴き比べ ベスト3発表

12月23日にも第4回のセミナーを開催します。

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2011.12.1

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第3回 ギタリストのための真空管聴き比べセミナー に行って来ます。

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。

今日は、ギタリストのための真空管聴き比べセミナーのメイン講師を務めさせていただきます。

それにしても、どんな出会いがあるか楽しみです。

場所は、東京 高田馬場 スタジオノアで1310~開催します。

幸いにして今回も満員御礼で感謝しています。

ノア常設のMarshall JCM2000のポテンシャルを真空管だけでどこまで引き出せるか、腕の見せどころです。

それでは、みなさん、会場でお会いしましょう。

これからスタジオへ向かいます。

↓次回のセミナー参加申し込みを受付けています。

【第4回ギタリストのための真空管聴き比べセミナー】

12月23日(祝) 13:10-15:10

スタジオノア 高田馬場店

先着20名様

第4回は、同店常設のヒュース&ケトナーアンプを使って、聴き比べ予定です。

12月23日 ヒュース&ケトナーアンプの聴き比べセミナーのお申し込みはこちら

過去のセミナーの様子はこちら

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2011.11.23

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実聴できます! 真空管交換レポートVol.12 >>> victoria編 by bloom field 平松永吉様

実聴できます! 真空管交換レポートVol.12 >>> victoria編 by bloom field 平松永吉様 

こんにちは、真空管専門店 ヴィンテージサウンド 代表の佐々木です。
第3回 バンド応援プロジェクトで真空管をご提供させていただいたbloom fieldのギタリスト平松永吉 様より、真空管交換レポートをいただきましたので、ご紹介いたします。
※本レポートは、早期にいただいていたのですが、HPへのアップが遅れましたことをお詫びいたします。
bloom field

松下隆也様(Ds) 平松永吉様 (Vo,Gu) 山根正誉様(Ba)
【アンプの基本データ】
[ ギターアンプメーカ・型番 ] victoria
[ パワー管の型番・ブランド・本数 ] 5881 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管MX22
[ プリ管の型番・ブランド・本数 ] 12AX7 TUNG-SOL 3本マッチ 高ゲイン 真空管MX13
[ 整流管の型番・ブランド・本数 ] 5AR4/GZ34 JJ 1本双極マッチ 真空管MX39
[ 対象ジャンル ] ロック ブルース その他
[ 現状の音で気になる点 ]
この企画を知る半月ほど前に真空管を変えました・・・(笑)
エージングが新しいものでは音質がやはり堅い印象がありました。
一度出来るならばしてみたかった、エージングの体験をさせてください。
[ 目指したい理想サウンド ]
ピッキンッグが素直に出るサウンド。
今までのものも十分すぎるほどあるんですが、それ以上の奥行きのあるローとハイ。ツヤ感。持ち上がるね撥強さ。
平松様は、弊社のバイアスフリークラブの会員様で、直接お電話にて、お話させていただき、希望サウンドを十分に伺った上で、私が厳選した真空管一式を発送いたしました。

bloom field 平松永吉様の真空管交換レポート

それから、平松様からのレポートが届きました。
組み合わせ全パターンの音源を実聴することができます!
是非、平松様の演奏から真空管の違いを聴き比べてみてください。
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bloom field 平松永吉による真空管交換レポート
皆さまはじめまして。bloom fieldのvo.g平松永吉です。
この度はヴィンテージサウンド様のバンド応援プロジェクトという、我々にとっては神様からの贈り物のようなイベントに参加させていただきました。この機会に真空管の面白さを少しでも吸収してやろうと思って参加、検証いたしました。
それでは早速ですが真空管交換による検証の結果をレポートさせていただきたいと思います。
私は元々ヴィンテージサウンド様のユーザーであることもありトーンの違いの他、以前より購入して使わせていただいている真空管【マスタークラス】と、今回提供していただきます【プレミアムクラス】の真空管の違いについても比較検証できるので楽しみでもあります。
パワー管のバイアス調整についてはすでに「ヴィンテージサウンド:バイアスフリークラブ」に加入しているので調整不要で行いました。
バイアスフリークラブ詳細についてはこちら
[現状の時点で気になる点]
ヴィンテージサウンドのユーザーになってから一年ほどになります。
最初、これほどまでに真空管によってアンプのレンジの広がりや音の張り、音質が変化するのか!?というほど、真空管の変化によるサウンドの違いを実際に体験させていただき驚いていたのですが、正直まだほんの少し納得のいくものではありませんでした。
というよりは、ヴィンテージサウンドの真空管を使うことにより、よりそのアンプの本来の音が引き出されるようになり、さらに音質に対する欲が出てきたといってもいいと思います。
検証の約ひと月前に新しく真空管を入れ替えたばかりだったのですが(笑)、まだ変えたばかりだからなのか音が堅く若干平面的な印象を感じました。その際に使用した真空管は
[ パワー管の型番 ] 5881 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管MX22
[ プリ管の型番 ] 12AX7 TUNG-SOL 3本マッチ 高ゲイン 真空管MX13
[ 整流管の型番 ] 5AR4/GZ34 JJ 1本双極マッチ 真空管MX39
です。この時点で十分な音の張りと音圧はあったのですが、トーンのレンジやニュアンス、奥行き(全体的にイメージより狭苦しい)感が気になっていました。アンプをフルアップしていくと、特に高域がペチペチとクリップする感じがありました。
ちなみに使用しているアンプは「victoria super 35210」です。これはFENDERの「TWEED SUPER」のレプリカモデルにあたります。
アンプ内部(スピーカーはtone tubbyに変更しています)


正式なチューブチャートは以下
プリ部  12AX7×2 5751×1
パワー部 5881×2
整流部  5AR4×1
Victoria HP
使用ギターは「wade ストラトキャスターモデル(スワンプアッシュ)」です
Wade guitars HP

【今回要望した点】
そこで今回、「よりピッキングニュアンスが素直に出て、ローレンジの奥行きとハイのきらびやかさ出せないものか」という点と、もう一点は「アンプをひずませた際に腰折れせずに持ち上がる粘り強さ」をお願いしました。あと、これは当方の予算的なこともありマスタークラスを毎回購入していたのですがプレミアムクラスのエージング力を体験させて欲しいと要望いたしました。
そこでヴィンテージサウンド佐々木様から以下の真空管が送られてきました。
[ パワー管の型番 ]
KT66 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管PX22 【左】
KT66 GOLD LION 2本マッチ 中パワー 真空管PX22 【右】



5751 EHゴールド 1本完全双極マッチ 真空管PG17(写真はなし)
(5751は本来のチューブチャート通りに駆動させるための予備として:ゲインダウンの効果)
[ 整流管の型番 ] 5AR4/GZ34 Sovtek 1本双極マッチ 真空管PX39(写真はなし)
ここで注目していただきたいのが、パワー管に「KT66」と言う聞きなれない管が送られてきたことです。
これは6L6/5881の互換球に当たり、よりパワー感と奥行きが出る管なのだそうです。
電話にて相談させていただいた際、佐々木様の仮説では(熟知している佐々木様には失礼な言い方ですが・・・)KT66を使用することにより、より歪みの粘りや、トーンの奥行きが出るのではないかと言うことでした。
KT66を使用する際の注意点といたしまして(とにかく馬鹿デカイ!!手榴弾のよう)真空管のソケットの中心点から隣のソケットの中心点までが53mm以上ないと使用できないとのことです。当方は70mmほどあったので余裕を持って使用できました。
検証は元々使用していた真空管を含め、パワー管3種類、プリ管4種類(今回5751は除く)を12パターンと、ベストバランスと考えた真空管コンビのみ整流管を交換の計13パターンを検証いたしました(長かった・・・)
5881 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管MX22装着時

KT66 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管PX22装着時

KT66 GOLD LION 2本マッチ 中パワー 真空管PX22装着時

「検証の際のアンプの設定」
ボリューム7
トレブル8
バス4
プレゼンス4

真空管は電源を入れてから5分というインターバルを置いて演奏を開始。
※ただし今回の検証での感想ですが、すべての真空管が安定した音を発揮するのに20分ほどかかると思いました。明らかにハイの張り、きらびやかさに影響が出てきます。
※ちなみに、今回本当に採用したかった方法は「リアンプ」と言う方式で、ギターフレーズをあらかじめラインREC【電気信号のみ】しておいて、そのテイクを再生してアンプに送り込むと言う方法を使いたかったのですが、なぜか今回ノイズが乗ってしまい、リアンプ方式を断念しました。
リアンプ方式では検証の際に常に同じニュアンス、フレーズで検証を行うことで、より客観的で科学的に検証できると思います。
今回は出来る限り同じフレーズ同じニュアンスで試奏しております。
 
パワー管 (2本)
5881 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管MX22
KT66 TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管PX22
KT66 GOLD LION 2本マッチ 中パワー 真空管PX22
プリ管(3本)
12AX7 TUNG-SOL 3本マッチ 中ゲイン 真空管MX12
この組み合わせを基準として比較していきます
ハイからローまでのバランスが良い。高域に独特の腰折れ感というかプリッとした感じがある。【歪】他のプリ管と比較してブーストさせてもそれほどドライブしない。歪のドットが荒く少し軽い。
非常に奥行きと張りがある。ローからハイエンドまでバランス良し。音に重さがある。
ECC803S TUNG-SOL 3本マッチ 高ゲイン 真空管PX13
全体的な張りときらびやかさがアップ。少しフラットな特性【歪】少しローエンドが重く荒い
ハイがきらびやかで張りが強い。他のプリ管と比較して上品でゲインが多少、少ない感じ。ローレンジのオラオラ感がない。カッティング等に合いそう。【歪】非常に切れがよく歪のノリがきめ細やか。多少ドンシャリ。
高域の切れが抜群!KT66 TUNG-SOLと比較して、ハイが強く感じない。ローエンドが非常にふくよか【歪】ブーミーになりすぎず全レンジがきれいに歪む。歪みのドットがきめ細かい。クリーンも歪みも多少ドンシャリ
12AX7 Mullard      3本マッチ 高ゲイン 真空管PX13
音の立体感粒立ちのリアルさが非常に良い。広域の張りがあるせいか聴感上大きく聞こえる。【歪】荒々しくイカツイ、レンジも広い図太い。
全レンジが非常に前に出てパワフル。コード感もゴージャスで奥行きが出る。【歪】非常に張りがあり、若干荒々しい。
GOLD LIONの持つレンジ再現力とMullardの中域の荒々しさがぶつかっている。荒々しさが非常にリアルでキャパオーバーな感じである(少しペチペチとクリップした感じ)【歪】ロー~ミドルが強調されブーミーな感じ。
12AX7 Ei (vintage)    3本マッチ高ゲイン
ローエンドに奥行きが出る(ハイが少し削れているためでもある)。5881 TUNG-SOL との組み合わせでは一番リッチ。【歪】バランスが良い。
5881 TUNG-SOLに比べて明らかにローエンドに奥行きがある。バランス比重が変わったためか非常にぬくもりと太さがある。クランチにすると如実。【歪】輪郭が前に出て、コードの分離感良し。
全体的なバランスが良い。ローエンドに奥行きもあり非常に引き締まっている。ブーミーすぎないに比べて若干中域に集まっている。【歪】バランス、切れがよく、程よく暴れる。少しブーミーでローが出てくる。(管が温まると少しハイが上がる)
以上の検証結果から
1位:⑩
2位:⑫(正直1位にするか迷いました・・・)
3位:⑧、⑦
[ パワー管の型番 ]
KT66 GOLD LION 2本マッチ 中パワー 真空管PX22
[ プリ管の型番 ]
ECC803S TUNG-SOL 3本マッチ 高ゲイン 真空管PX13
[ 整流管の型番 ]
5AR4/GZ34 Sovtek 1本双極マッチ 真空管PX39
を今回は提供していただこうと思います。正直以外な結果でした。
【整流管の検証】
それにあわせて整流管をtrack⑩「5AR4 Sovtek 1本双極マッチ 真空管PX39」(提供していただいたもの)
track⑬「5AR4/GZ34 JJ 1本双極マッチ 真空管MX39」(以前より購入して使っていたもの)で比較してみました。
非常にざっくりとした感想ですが、以下のような印象でした。
「5AR4 Sovtek 1本双極マッチ 真空管PX39」は非常にハイに張りが出る(若干耳障りで硬い)、音のレンジが硬質ではあるが広がりがでる。ロックで荒々しい印象。
「5AR4 JJ 1本双極マッチ 真空管MX39」は相対的にみると、若干奥ごもったようなサウンドです。捕らえ方によれば温かみのあるまとまりのあるサウンドでした。
【プリ管・パワー管 選択の理由】
プリ管「ECC803S TUNG-SOL 3本マッチ 高ゲイン 真空管PX13」
まずプリ管は試奏した中では一番インパクトがなく面白みがないというか、目立つキャラがないフラットなイメージの管でした。特筆すべき良い点はハイのクリアーな感じと中高域の切れのよさです。これはクリーン、ドライブ両方に共通して言えると思います。カッティング等のプレイスタイルの方にお似合いな気がしました(自分はまったく逆の泥臭い重ためなニールヤング的スタイルだと思います)
パワー管「KT66 GOLD LION 2本マッチ 中パワー 真空管PX22」
こちらは3つの中で差し替えたときに笑ってしまうほど如実でした。音の温かみ、奥行き、トーンレンジの広さ、再現力、どれをとっても明らかに優れていました。
○プリ管のフラットで引き締まった印象の音を、重み(存在感)があって奥行きのあるパワー管が限界までみっちり引き出す印象があったので自分に一番あっていると考えました。
※一瞬弾いていて気持ちよかったのは「KT66 GOLD LION × 12AX7 EI (vintage)」のコンビとも思いましたが(単音に限り)、自分のプレイスタイルと照らし合わせて、以上の結果としました。(上記のイメージでいくときめ細やかでローからハイまで鳴るプリ管12AX7 EI (vintage)を、パワー管KT66 GOLD LIONがゴージャスに持ち上げすぎて若干音の輪郭がつぶれている印象がありました:ボリュームを上げすぎているのもあります)
(検証を終えて・・)
今回検証を終えての感想を述べさせていただくとすれば、まず何よりも「バランス」に尽きると思いました。
それが体験できたと言うことは本当に貴重なものだと思います。
これはもちろんパワー管、プリ管の相性バランスも然り、そのプレイヤーそれぞれのスタイルとのバランスも考慮して真空管を選んでいくと、より自分のイメージに合った世界が見えてくるのではないかと思いました。
主観ではありますが、単純にプリ管だけを見ると・・・
「12AX7 Mullard」→ 非常に迫力があり図太さやロック感があります。とにかくゴージャスで歪が太い。リードを主にするギターなんかに向くのではないかな。
「12AX7 EI」→すべてのレンジが気持ちよくなり温かみや再現力もあります。音のキメも非常に細やか。こちらもリードギターやギターのボリュームをコマ目にいじる人向け。
むしろ今回選んだ
「ECC803S TUNG-SOL」→相対的にですが多少線が細く特性もオーディオ的な印象でフラットな感じ。悪く言えば物足りない感じでした。カッティングやコード弾きの印象。
パワー管もそれだけを見ると・・・
「KT66 GOLD LION」→全レンジ(どちらかと言えばローミッドよりですが)にガッツを与える感じと、全体の奥行きが出て、むしろリバーブ感を感じるほどです。音の再現力が抜群。「プリ管の特性を多少ローよりにガッツをつけて出す印象」
「KT66 TUNG-SOL」→全体的にフラットな特性のまんまゲインと再現力が上がる感でした。奥行きは5881に比べてダントツに出ます。「プリ管の特性を素直に出す印象」
当方のアンプ「victoria」はFender Tweedのコピーモデルと言うこともあって、非常に図太い中域と鈴鳴り感のある高域が特徴的なので、その本来備わっているアンプの特長を真空管の特性とぶつけすぎないようなチョイスになったと思います。サンプル音源を聞いていただいてもわかりますとおり(スイマセン!!しょ~じきあんまりわかりませんよね(笑)なかなかレコーディングで聞き分けるのは難しいです・・・ちなみに現場では笑うほど良くわかります)、リードギターを主にするプレイスタイルではなくコード感を主に考えたギターボーカル的なスタイルであることもあり、ジャカジャカ弾くので全体に幅広くレンジが広がっているほうがよく鳴っています。
◎結果、ヴィンテージサウンド佐々木様の仮説どおりパワー管「KT66」のレンジの広さがこのアンプにはバッチリはまったようでした。まるでアンプのキャビネットが2、3回り大きくなったのではないかと錯覚するほどです。
歪みのノリ感、空間系エフェクトの再現感も抜群です。
プリ管に関しても、こちらの要望とお勧め管を本当にたくさんご用意していただきありがとうございました。
お蔭様で理想とするサウンドを見つける他に、プリ管とパワー管の相性を感覚的に教えていただきました。
今回体験させていただいた検証によって、自分のプレイヤーとしての特徴も見直せたものとなりました。
本当にありがとうございました。
非常に長々とまとまりのないレポートになりましたが、以上で検証レポートとさせていただいます。
bloom field 平松永吉
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平松様、非常に論理的な検証方法で、しかも、各組み合わせの音源まで制作いただき、他にはない特徴的なレポートをいただきありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
Good Music!
2011.11.17
(c) 2011 VINTAGE SOUND

少しでも気持ちよくてカッコいい音を一秒でも長く出したいというギタリストだけ見てください。

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